QOL向上のために歯科医療にできること:MI21.net

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21世紀におけるWHO オーラルヘルスプログラム

2003年、WHOがに国際オーラルヘルスプログラムの政策基盤を提言したことを受け、同年、WHO、FDI、IADRの共同作業で新たに『Global goals for oral health 2020』(2020年までの口腔保健の国際目標)が提示されました。

今回提示された目標は、国、行政といったコミュニティレベルの保健政策立案者にその枠組みを提供することを目的としています。
そのため具体的な数値などはあえて示さず、2020年までの目標はあくまで総論的になっています。

WHO のオーラルヘルスプログラムの政策基盤
  • 口腔の健康は全身の健康に結合され、また全身の健康にとって重要なものである。
  • 口腔の健康はQOLの決定要因である。
  • 口腔の健康と全身の健康の関連性は明らかである。
  • 適切な口腔ケアが早期死亡のリスクを減少させる。
  • 口腔疾患と全身疾患に共通するリスクファクターがある。
  • う蝕だけを強調するのではなく、歯周組織の健康、口腔粘膜病変、口腔前癌病変、口腔癌、顎顔面部の外傷、疼痛、口腔保健に関連したQOLなど、他の重要な口腔疾患にも焦点を当てた新しい口腔目標が必要である。

2020年までの口腔保健の国際目標

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