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FAQ

歯周病の原因についてのFAQ
歯周病にかかりやすさはあるのでしょうか?
あります。
口の中の状態と全身的な健康状態や生活習慣、環境などによりそのかかりやすさは全く違います。
歯周病原菌の有無もそうですが、年齢や既往、性別や妊娠の有無等、さまざまな要因により歯周病にかかりやすくなります。

齢をとると、誰でも歯周病になるのでしょうか?
歯周病は、口の中のプラークにいる細菌と生活環境や習慣などが複雑に関連して発症します。日頃の歯磨きや、定期検診やプロフェッショナルクリーニングを積極的に受け、予防できるものです。
年齢を重ねると誰でも必ずかかるものではありませんが、加齢によってそのリスクは高くなるので意識してケアしたいものです。

歯周病が他の病気を引き起こすことがあるのでしょうか?
あります。歯周病原菌は、血液中に侵入して増殖できるため、血流に乗って全身的な疾患を引き起こす危険性があります。心筋梗塞や心内膜炎、動脈硬化などの心循環器疾患などに関連深いことがわかっており、循環器以外にも気道に入り呼吸器系の感染症(肺炎など)や、また歯周病原菌の感染による炎症反応により子宮が収縮され早産や早産に伴う低体重児の出産なども多くなることがわかっています。

歯みがきをしても歯周病にかかってしまうのでしょうか?
歯周病は、歯と歯の間、歯と歯肉の境など、磨きにくいところから発症、進行していきます。
自分自身はよく磨けていると思っていても、実際には磨き残しの部分もあります。また、歯石になってしまうと、歯ブラシでは取ることができません。
そのために、定期的なプロフェッショナルクリーニングや検診が重要になってきます。

歯周病の原因が細菌と言うことはこのサイトを読んで分かりました。
では、その細菌が自分の口に存在するか?調べることはできますか?
可能です。唾液やプラークなどを検体として歯周病原菌の有無や量などを把握することができます。しかしながら、歯周病の治療に必須の検査ではありませんので、歯科医院で細菌検査を導入しているかどうかは事前に確認するとよいでしょう。

タバコがやめられませんが、歯周病にどうしてタバコが悪いのですか?
歯周病の原因となる細菌が非喫煙者に比べ喫煙者高い割合で定着しやすく、初期段階での進行が早いことがいくつかの報告からわかっています。また、タバコに含まれるニコチンなどの化学物質が、血流を低下させたり組織の免疫力を抑制したりし、また一酸化炭素によって酸素量が低下することにより歯肉が硬くなり治癒を弊害し、また酸素を嫌う歯周病原菌の更なる増殖などにより、歯周病を増悪させてしまいます。

キスで歯周病はうつりますか?
一度や二度ではうつるものではありませんが、夫婦間での歯周病原菌の感染が確認されています。親子間でも確認されていますので、キスに限らず長期間生活をともにしている場合、接触の機会も多いので、感染の可能性も高くなります。