どうしてメインテナンスが必要?
健康な状態を維持するためのメインテナンス
キュアからケアへ
近年、病気になってから、より悪化することを予防する「早期発見・早期治療(キュア)」という考え方から、病気になる前に適切に「手当て・手入れ(ケア)」する、すなわちメインテナンスすることで病気を未然に防ごうという考え方に変わってきました。
2003 年に施行された健康増進法では、その基本方針の筆頭に生活習慣を改善し疾病の発症を予防する(一次予防)ことに重点を置くことを挙げています。病気になってから対処するのではなく、病気の有無にかかわらず、国民が自分の健康状態を認識し、問題があればその改善に向けて病院や行政を含む社会の支援を受けて、国民自身が自発的に健康を改善する能力を身につけることを目指そうというものです。
歯や歯肉についても、むし歯や歯周病になってしまう前に、定期的に適切なメインテナンスを行ない、健康を保ちたいですね。
メインテナンスの介入が早いほどよりよい状態で保たれる
むし歯や歯周病の治療(処置)をしたあとは、その状況を維持し、それ以上進行し悪化させないように、適切にメインテナンスを行ないます。
しかし、一度むし歯や歯周病になってしまうと、治療により歯の機能を回復することは出来ますが、失った歯や骨が元の姿にもどることはありません。メインテナンス介入のタイミングは、早ければ早いほど、より良い状態で保たれるといえるでしょう。
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