メインテナンスってどういうことをするの?
治療した歯や歯周組織を維持するためのメインテナンス
現在の状態の確認と必要なケアのために
それでは、実際にメインテナンスではどのようなことをするのでしょうか?
毎日家庭でケアをしていても、さまざまな条件によりお口の中の環境は悪化し健康を損なってしまう場合があります。メインテナンスでは、歯や歯肉、かみ合わせなどお口の状態の確認と、家庭でのケアの確認、そして必要に応じ専門的なケアを行ないます。
◆お口のチェック
歯や歯肉、かみ合わせなどの状態をチェックします。
・新しいむし歯ができていないか
・観察中の歯があればその確認
・治療済みの歯の確認
(詰め物の状態、その周囲の歯や歯肉の状態など)
・歯肉などの健康状態の確認
(色や出血・排膿、歯周ポケット深さなど)
・舌や粘膜の状態の確認
・かみ合わせの確認
・お口の清掃状態の確認(プラーク、歯石の有無など)
・義歯(入れ歯)の確認
・レントゲン写真撮影
・口腔内写真撮影(お口の状態の確認や記録)
など
◆お口のクリーニング
毎日歯みがきをしていてもみがき残しやすい箇所や歯ブラシの届かない歯周ポケットの中、歯みがきで除去できない歯石など、セルフケアでは難しいところをクリーニングします。
歯石やプラークを除去し、歯の表面を滑らかに整えることで、プラークや着色(ステイン)が付きにくくなる効果も期待できます。
◆個人に合わせた必要なケア
お口をチェックした内容をみて、必要なケアを行ないます。
・補綴物(詰め物)の調整
・義歯(入れ歯)の調整
・かみ合わせの調整
・フッ化物塗布 など
◆セルフケアの確認とアドバイス
お口の健康維持には、プロによるメインテナンスだけではなく、家庭でのケア、生活習慣が非常に重要です。
定期的にメインテナンスを受けていても毎日の歯みがきがきちんとできていなければ意味はありません。
家庭でのケアの確認やそれに伴う適切なアドバイスを行ないます。