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オトナのお口のケア

特集2 歯みがき粉


歯みがき粉でむし歯&歯周病予防

 毎日の歯みがきで使用する歯みがき粉。何のために使用するか考えたことありますか?歯の汚れを落とすため?もちろん汚れを落とす、歯みがきの補助的なはたらきもありますが、最近では歯みがき粉に含まれる薬効成分を口の中に供給する媒体としての機能が重要視されています。むし歯数とF歯みがきの市場シェアなかでもフッ化ナトリウムやフッ化第一スズなどのフッ化物は、むし歯の予防や初期むし歯の再石灰化(詳しい情報はコチラ )に高い効果があり、フッ化物入りの歯みがき粉はその効果を活かすための最も確実で簡単なツールとして認識されています。そのむし歯予防効果は30から 40%、また歯周病によって露出してしまった歯根面のむし歯に対しては67%ものむし歯予防効果が報告されています。近年の日本を含めた世界各国でのむし歯の大幅な減少は、フッ化物入り歯みがき粉の普及が大きく貢献しているといえるでしょう。その他にも殺菌効果や消炎効果などの薬効成分を含むものなども多く、むし歯のみならず歯周病や知覚過敏にも効果が期待できます。

オトナにだって効果的!フッ化物入り歯みがき粉

 根面むし歯フッ化物入りというと子ども用と思い浮かべる方も多いかもしれません。確かに生えたての歯はむし歯になりやすく、フッ化物はそういった歯を強くするので子どもには最適です。しかし、オトナもむし歯になります。さらに歯周病も増えてきます(40歳以上の8割以上が歯周病に罹患しているといわれています)。歯周病が進み歯ぐきが退縮しだすと歯根が露出してきます。この歯根は、生えたての歯と同様に非常にむし歯になりやすいのです。前の項でもふれましたが、成人を対象としたある調査ではフッ化物入りの歯みがき粉を1日2回使用したグループがそうでないグループに対して歯根部で67%、歯冠部(歯ぐきより上の部分)で 41%のむし歯抑制効果があったという報告があります。また歯の再石灰化を促進するため、知覚過敏にも効果的。オトナもまたフッ化物入り歯みがき粉を積極的に活用したいものです。
  その他、フッ化物には歯を強くするなど歯に働きかけるだけでなく、むし歯や歯周病の原因となるプラーク中の細菌の働きを抑制する効果もあります。特にフッ化第一スズは殺菌効果に優れており、歯周病や歯根むし歯の原因となる細菌にも効果を発揮すると考えられています。

その他の薬効成分

 クロルヘキシジンの効果これまでフッ化物の話を中心にお話してきましたが、その他にも塩酸クロルへキシジンやトリクロサンなどの殺菌効果の高い薬効成分やグリチルリチン酸ジカリウムなどの消炎効果のある成分、また血行促進のためにビタミンEなどが配合されているものあります。むし歯以外をターゲットにした歯みがき粉も数多く市販されています。
  グラフは、塩酸クロルヘキシジン配合の歯みがき粉の殺菌効果を示したものです。好気性菌(酸素があるところ〜主に歯ぐきより上〜に生息)、嫌気性菌(酸素がないところ〜主に歯ぐきの下〜に生息)ともに効果が高いことがわかります。

<医薬部外品>

0.2%フッ化ナトリウム(フッ素900ppm)に加え、殺菌効果の高い塩酸クロルヘキシジン、消炎効果のあるグリチルリチン酸ジカリウム配合の歯磨剤。キシリトール入り。


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