Close up!
「できるだけ健全な歯質を残す」というMIコンセプトに基づく窩洞形成では、開拡部は最小限に抑え、遊離エナメル質など健全な部分は可能な限り残してう蝕部位のみを削除するという原則があります。これを実践するにあたり、より小さく、より操作性の良い器具が求められてきました。
MIコンセプトバーセットは、このようなミニマム窩洞形成を実現するために生まれました。材質硬度を20%アップさせ、ネック部を可能な限り細く絞り込むことにより、切削状況が見やすく作業幅も広がるため、開拡部を必要以上に拡げることなく、齲蝕病巣のみを的確に削除ですることが可能です。
健全歯質を残してう蝕部位のみを削除する
それを実現するために生まれたMIコンセプトバー
(写真提供:日野浦光先生)
Column
- う蝕治療におけるMIコンセプトバー
- 熊谷 崇