MI Program MIを実践するためのプログラム
処置の基本ケース
CASE1
photo by Dr.S.Saito
- ・隣接面(歯の間)に限局した小さなむし歯
・う窩(むし歯によってできた穴)も確認でき、進行性である
・臼歯(奥歯)隣接面でみがき残しをしやすい場所である 必要最低限の切削による窩洞形成
・切削は最小限にとどめ、罹患歯質(むし歯になった部分)だけを除去するフッ素徐放性接着材料による修復
・フッ素徐放性の材料を用いることにより、周辺歯質の強化と再石灰化が期待できる
・接着性の材料を用いることにより、最小限の形成が可能になる継続的なメンテナンス
・定期診査によって修復後の経過を観察する
・予防的な処置とあわせて行なうことが望ましい
CASE2
photo by Dr.S.Saito
- ・前歯修復物の小破折
・目に見える場所である(審美的問題がある) 必要最低限の切削による窩洞形成
・破損した場所だけを除去。フッ素徐放性接着材料による修復
・ここでは、フッ素徐放性の低粘度コンポジットレジン(ユニフィルフロー)継続的なメンテナンス
・修復後9年経過。適切な処置と管理により良好な経過をみせている。