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オトナのお口のケア

特集3 歯間ブラシ


どうしてますか? 歯と歯のすき間の汚れ

 いろいろ歯間ブラシやデンタルフロスといった歯と歯のすき間をおそうじするグッズは、さまざまなタイプのものが市販されていますが、皆さん使ったことがありますか?  歯と歯の間は、汚れがたまりやすい場所でありながら歯ブラシだけではみがき残ししやすく、むし歯や歯周病を招きやすい場所です。歯周病に関するWHO(世界保健機構)の提言では、歯間部のプラークは歯みがきで除去できない場合が多く、歯間部に炎症がある場合には何らかの歯間部清掃用具が必要であり、特に歯周病によって歯肉の下がってしまった人には必要不可欠であるとしています。

使用状況 厚生労働省が2000年に21世紀の健康施策としてうちたてた『健康日本21』でも、歯間清掃用具の使用者の増加を成人の歯周病のリスク低減のための具体的目標として挙げられており、このことからも歯間清掃用具に歯周病の予防に重要な役割があることがうかがえます。健康日本21では、歯周病の罹患率がグッと上がる40歳、50歳の歯間清掃用具使用率の目標をともに50%としていますが、平成11年の調査では35〜44歳の使用率は32.6%、45〜55歳で29.3%、調査対象(15歳〜85歳以上)全ての使用率では24.4%と目標値にはまだまだ及んでいないのが現状です。
 今回は、数ある歯間清掃用具の中から歯間ブラシにスポットを当ててご紹介したいと思います。

歯間ブラシの効果

 さて歯間ブラシを使う場合と使わない場合ではどのような違いがあるのでしょう?
 下左のグラフは、ブラッシング指導を受けた後3分間歯ブラシだけでみがいた場合と、デンタルフロスを併用した場合、歯間ブラシを併用した場合のプラークの除去率をみたものですが、歯ブラシのみの場合に比べ、明らかに併用したほうが除去効果が高いことがわかります。
 下右のグラフはまだ治療を受けていない中等度〜重度の歯周病の人を対象とした調査です。毎日の歯ブラシに加えて、口の中の歯列の半分をデンタルフロス、もう半分を歯間ブラシを使って歯間部の清掃を行なったもので、開始時と6週間後のプラークの付着状況、歯周ポケットの深さ(歯と歯肉の間の溝:深いほど重症と言われています)、出血の状況などを比較しています。どの項目も改善の傾向を見せていますが、より歯間ブラシの効果が高いことを示しています。このことから中等度から重度の歯周病を持った人には、特に歯間ブラシが適していることがわかります。

サイズいろいろ 歯間ブラシ

 歯間プラークの清掃に有効な歯間ブラシですが、歯間がほとんど開いていない歯間に無理に通すことはできません。歯肉で歯間が満たされているようなケースでは、デンタルフロスを選択した方が良い場合もあります。健常者の歯間部のすき間は、平均0.8mm前後といわれていますが、最小通過径が0.7mmの歯間ブラシも登場し、歯周病などで歯肉が下がった人だけでなく、幅広い層で歯間ブラシが使用できるようになりました。自分にあったサイズの歯間ブラシ(又はデンタルフロス)を適切に選んで使用しましょう。できれば、最初は歯科医院に行って自分に合ったサイズをセレクトしてもらうほうが安心です。



【参考】松村政昭他:歯間ブラシの使用法に関する研究;日歯周誌33,433-447,1991

歯間ブラシを使ってみよう

 それでは実際に使ってみましょう。歯間ブラシを使用するポイントは、適切なサイズの歯間ブラシを選び、歯列に対してまっすぐに挿入して、ゆっくりと動かすことです。このとき、ブラシの先端部を歯の先端方向(上の歯は下向き、下の歯は上向き)に向けるとスムーズに入ります。歯肉を傷つけないように鏡で確認しながら挿入しましょう。慣れてきたら、歯面や歯肉に沿わせて多方向からみがくとより効果的に汚れを落とすことができます。
  奥歯の歯間部などは、ブラシ先端を曲げてまっすぐに入りやすいよう工夫して入れましょう。最近では、挿入しやすいようにあらかじめ角度のつけられたものがさまざま発売されています。自分に合った使いやすいタイプを選んで使用しましょう。


【参考】松村政昭他:歯間ブラシの使用法に関する研究;日歯周誌33,433-447,1991
    堀田正人他:歯間ブラシによるプラークコントロールの再考;歯科衛生士26,No.11,68-71,2002

>>今回参考にした文献

奥歯にもラクラク入る、理想の120°アングルで人気のアングルアクアに新たに3サイズが追加されました。アングルアクア6種 0.7mmの最小通過径のSSS、広い歯間も効率的にみがけるL、LLサイズが加わり、計6サイズであらゆる歯間に対応できるようになりました。
SSSサイズは独自の楕円ワイヤーを採用したことにより、強度を落とさずにSSSサイズを実現しました。

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自由に曲げて使えるスタンダードタイプ。

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指のような自然なフィンガーカーブ。つまようじ感覚で使える歯間ブラシ。

>>製品情報