Dictionary
な行
二次う蝕 | 修復物辺縁の不適合などにより2次的に発生したう蝕。 Blackの予防拡大の概念は、現在のような接着材料のなかった時代に二次う蝕を予防するために考案されたものである。 同→2次う蝕 関連→G.V.Black、Blackの窩洞 |
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乳酸桿菌 | ラクトバシラス菌ともいい、グラム陽性の通性嫌気性菌(酸素の有無に関係なく生存できる)だが、酸素の少ない嫌気的条件下の方が発育が良い。これらは、自然界に広く分布し、ヒトでは口腔、腸管などに常在している。糖を発酵して乳酸を産生し、酸性環境下においても生存できる耐酸性にも優れるため、ミュータンスレンサ球菌に次いで、う蝕の原因菌として挙げられることが多い。しかし、ラクトバシラス菌そのものには付着能がなく、プラーク深部や深いう窩などから多く検出されるため、う蝕の初発要因ではないが、う蝕の進行に関連していると考えられている。 同→ラクトバシラス菌 関連→細菌、ミュータンスレンサ球菌、耐酸性、酸 |