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や行
薬物(薬剤) | 薬物とは、生体に何らかの変化をもたらす化学物質のことをいい、疾病の治療に有効な作用をもたらすものを治療薬、または単に薬物といい、逆に有害な作用をもたらすものを毒物という。しかし、同じ薬物でも用量や使用法によって毒物となることもあるため、明確な区別はない。中高年以上になると常に何らかの薬物を服用している場合が多いので、その薬物について、また口腔内に及ぼす影響を問診などで正確に把握しておく必要がある。特に唾液減少による口渇が副作用としてあるものは覚えておくとよい。例:エフェドリン(気管支拡張薬)、イブプロフェン、ジクロフェナック(抗炎症薬)、アトロピン(抗コリン薬)、クロルフェニラミン(抗ヒスタミン薬)、ニフェジピン(カルシウム拮抗薬)、マンニトール(利尿薬)、エルカトニン(骨粗しょう症治療薬)他 |
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予防 | ジーシーがMIコンセプトに基づき、具体的な手法として「診断」「処置・管理」「予防」の3つのアプローチに分けたものの一つで、「予防」は、現在あるう蝕の進行の予防、また将来起こり得るう蝕の予防のために行なうもので、診療室で専門家が行なうプロフェッショナルケアと、家庭で日常的に行なうホームケアに分けられる。プロフェッショナルケアとしては、PTCや3DS、フィッシャーシーラント、ホームケアとしてはブラッシングやフッ化物、食生活の改善などが含まれる。「診断」「処置・管理」「予防」ともに継続して行ない、生涯にわたる健康管理を目指すというものである。 関連→ジーシー、GC、MI、ミニマム・インターべンション、Minimum Intervention、診断、処置・管理、PTC、3DS、フィッシャーシーラント、ブラッシング、フッ化物、プロスペック |